【報告】第9回BBメソッドカウンセリングセミナー-来談者中心療法を学ぶ

カウンセリング

こんにちは!
代表の渕脇です。

昨日、12月9日(月)は、BBメソッドのカウンセリングセミナーを開催しました。

昨日のテーマは、「来談者中心療法とその他の心理セラピー」ということで、世の中にたくさん存在している心理セラピーについて、どんなものがあるのかを紹介させていただきました。

心理セラピーには実に多くの手法が存在していて、どの方法を用いるかは、セラピストの特徴もありますし、クライアントとの相性の問題もあります。
どれが優れていてどれが劣っている、という問題ではなくて、クライアントの状況や症状、性格などによって変わってきます。

その人の状況に合わせて適切な治療法を用いるのは、精神疾患に限った話ではありません。
適切な治療法を用いることで、より効果を見込めるということです。

精神疾患に対する治療法はたくさんあります。
薬物療法もそのうちの一つということです。

薬物療法がすべての心理療法よりも優れているということはなく、クライアントの状況に合わせて選択される選択肢の一つということなのです。

来談者中心療法とは

数ある心理療法の基礎ともいえるのが、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャースによって確立された「来談者中心療法」です。

来談者中心療法は、「非指示的カウンセリング」とも呼ばれて、カウンセラーはクライアントの言葉を傾聴し寄り添うことによって、クライアント自身の成長する力を引き出すことによって、問題を乗り越えることを目指すものです。

今現在、いろいろなところで「傾聴」という言葉が聞かれますが、この傾聴の手法を体系化したのもロジャースということになります。

来談者中心療法の傾聴技法を使うことによって、クライアントの悩みにアプローチをすることできます。

ただ、この方法は、自分の悩み事を言語化できない人(子どもなど)には不向きであるという問題点はあるものの、それ以外のクライアントにとって、自分のありのままを受けれてもらい、安心して悩み事を打ち明けることができ、さらには一緒にその問題に取り組んでくれる心理の専門家がいるということは、とても心強いものがあります。

来談者中心療法を学ぶことは、人間には本来持っている成長する力、なりたい自分になる力(ロジャースは”実現傾向”と呼ぶ)があり、それを引き出す方法を学ぶことになります。

人間が成長する力を引き出す

この、人間が誰しも本来持っている、最適な自分になろうとする力」を引き出す方法を学ぶということは、例えば、部下を育成しなければいけないリーダーという立場の人はもちろん、教育関係者、さらには子育て中のお父さんお母さんにとっても、素晴らしい学びとなることは間違いありません。

リーダーとはどうあるべきか。
部下や後輩をどのように育てていけばいいのか。
親はどのように子どもと接すればよいのか。

誰もが悩む問題にとって、この理論を学ぶことはとても意味のあることだと思います。

したがって、BBトレーナーを養成するにあたって、この来談者中心療法を学ぶということは、当然避けては通れないところなのです。

次回からは傾聴を学んでいきます

昨日は、様々な心理セラピーを一緒に紹介したのですが、次回以降、この来談者中心療法をメインに学んでいきます。

まずは、しっかりと「傾聴」ができるように、その技術について学び、実際にロールプレイングを行って、実践できるように訓練をしていきます。

もし、この記事をお読みの方で、「傾聴」の技術を習得したいと思う方がいらっしゃいましたらぜひご参加ください。

次回の日程は、

日時   12月16日(月) 10時~15時(昼休みあり)
場所   東大和市のあおぞら整体院
参加費  5,000円
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このセミナーの詳細につきましては、こちらのページ をご覧ください。